ヤイキキビーチ
「ヤイキキプリンスホテルへ
ようこそ!!
ごゆっくりと
おくつろぎください。」
「いんや~、
あんた、つよいね~。
人はみかけによらないな~。
ア~ンビリーバボーだよ。」
「何よ!
あたしみたいなバケモノが
バカンスしてたら
いけないってワケ!?」
「今ね、あのコザケンが、
このホテルにとまってるのよ。
あたし、さっきサイン
してもらっちゃった♥」
「今はシーズンオフだからね~。
これでもけっこう
すいてるほうなのよ。」
「『ヤイキキプリンスホテルの
オーシャンビューだぞ』
っていうから
きてやったのに…。」
↓
「海がみえるどころか
ヤネにとまってるハトっきゃ
みえやしない!」
「海がみえる
ロマンチックなホテルで
ついにカノジョと…、
っておもったのに。」
↓
「もう
ないちゃいたいよ。」
「うーんうーんマリコ
おれをおいていかないでくれ」
↓
「!?」
↓
「」
会話後
「もしマリコのことをみかけたら
へやにもどるように
いってくれませんか?」
「ああ…、
ベッドメイキングって
ぜったいコシに悪いわよね~。」
↓
「え? このへやにとまってる
女の子なら、
さっき海をみに行くって
でてったけど?」
↓
「あの子、なんかのコンテストで
1とうしょうだったんだって。
で、しょうひんがヘチマ島旅行
だったらしいわよ。」
「あなた、
プリンスホテルにつとめてる
バニーガールの話、
ごぞんじ?」
「なに?
今いいとこなんだから
ジャマしないでよ。」
↓
「うんうん、それでそれで?
へえ~っ、やっぱり!
すごいわねえ…。」
「あたしがマリコだけど…?
え?
ダンナがあたしをさがしてた?
へやにもどれって?」
↓
「おあいにくさま。
日本にもどったら、
あの人とは
リコンするってきめたの。」
↓
「しんこん旅行で
あの人とヘチマ島へ
きたんだけど…。」
↓
「ま、よくある
なりたリコンってやつよ。」
民家
「なんだかあんた、つかれてるみたいだね。
とまってくかい?」
はい
宿屋
いいえ
「あんまりムリしなさんなよ。」
「おやまあ、こんなドいなかに
おきゃくさんかい?
いったい何年ぶりだろうねえ。」
↓
「は? カードをさがしてる?
たしかウチにも
なんまいかカードが
あるはずだよ。」
↓
「子どもたちにきいてごらんよ。
きっとよろこんで
おしえてくれるはずさ。」
「アタイがもってるっていったら
レンタルビデオやさんの
カードとか~、」
↓
「スマップーのファンクラブの
メンバーズカードくらいかな。」
「ねえ、
ボクのふたごのおとうと、
どっかでみなかった?」
↓
「ちっきしょう。
あいつ、またウマをつれて
あそびに行きやがったな!」
↓
「たぶんこの家から南へ歩けば
おとうとがいるはずだから、
家へかえるように
いっといてくんない?」
「はいはい。
わたくしがもってるのは、
びょういんの
しんさつけんだけですよ。」
「あたし、こないだ南西にある
もんじゃタウンへ
あそびに行ったの。」
↓
「そしたらさあ、
ちょ~カッコいい男の子に
こえをかけられたのね。」
↓
「その男の子も
カードをさがしてるって
いってたわよ。」
↓
「もんじゃタウンへ行くには、
南にあるはしを
わたって行けばいいわ。」
「ププププププ!」
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